退耕庵

東福寺 退耕庵

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東福寺塔頭 退耕庵
退耕庵は東福寺の塔頭寺院で「小町の寺」として知られる小野小町ゆかりの寺です。京都観光協会が毎年催す「京の冬の旅」以外の期間は、拝観には事前に予約が必要となっていますのでご注意をなさってください。東福寺正門前を壁伝いに北へ歩き、他の塔頭左右に見ながらを突き当りを左折、更に道なりに行くと門前に出ます。中は全て写真撮影が禁止されていますので、ご紹介できる写真はこの1枚だけですが、小さな正門と本殿へ続く狭い参道からは考えられないくらいに立派な庭があります。

門をはいるとすぐ右手に地蔵堂があって、中には大きな珍しい地蔵菩薩の坐像が安置されています「玉章地蔵」と呼ばれるこの坐像には、絶世の美女であった小野小町宛ての多くの恋文を貼って作ったと伝えられています。見るべきものは百歳になった小野小町を彫ったという小さな「小町百歳像」と庭、茶室です。

1599年に安国寺恵瓊によって再建された客殿から眺める北の池泉鑑賞式庭園は広々としている程度のものですが、南側の室町期作庭とされる枯山水庭園は素晴しいものです。一面が緑の杉苔に覆われた広々とした落ち着きの中に樹齢300年の霧島つつじが植えられ、初春の淡い日差しの受けていつまでもぼぉっとしていたくなるような安らぎを与えてくれます。

その庭を望む茶室「作夢軒」は石田光成と恵瓊が関ヶ原の戦いを前に謀議したと伝わり、緊急の際の隠れ場所である「忍び天井」や護衛の武士が控えたとされる「伏侍の間」が備わっています。覘き口が小さくあまりよく見えませんが、天井は内部が見えるように半開きにしてあり、通常は非公開ということので、特別公開期間に出かけたことは非常にラッキーでした。ページ右上の茶室写真は拝観券からのコピーです。
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