京都の秋の花 |
京都の花を愛でる秋 |
秋の京都の花の名所 |
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| 紅葉を別にするならば、京都の秋の花は郷愁を誘う 古都の風物に彩を添える脇役の感が強いように思われます。 多くの観光客とともに地元の人たちも幾度となく訪れる秋の 京都の花の名所をちょっとした花のお話も交えてご紹介しましょう。 12ヶ月に分けた花の見ごろの時期をさらに四季に分けていますが あくまで平均的なもので年によっては気候状況などの 影響で大きく変動する場合もあることをご承知下さいね。 紅葉はこちらをご覧下さい。 |
![]() 常林寺の萩 |
![]() 寂光院の秋海棠 |
【9月】 秋海棠 茶花で上品でありながら淡紅色の爽やかな存在感が 秋の訪れを感じさせてくれます。 安徳天皇の母、建礼門院が若くして余生を過ごした大原・寂光院の静寂の中に 心字池の水面に小さな花が映り、三千院の2つの庭園や 西賀茂・神光院にも静かに咲いています。 萩 名所は数多くありますが、境内に湧く「染井の水」とともに名物として知られる 御所の東・梨木神社の萩は1000株ほどが咲き乱れ、萩まつりが催されます。 東山・霊山観音でも萩まつりが行われ、赤白の可憐な花を見せてくれる 天龍寺、白萩の法然院、参道の両側から萩がこぼれる萩の道を持つ二尊院 、6月にも咲き出す夏萩の平安神宮、真如堂、南禅寺などなど。 あまり目立ちませんが出町柳にある常林寺は勝海舟の 京における宿坊だったともいい、昔から「萩の寺」として知られており 境内は石畳を覆うように深々とハギに埋まっています。 青蓮院には西行」ゆかりの「宮城野の萩」があり、鷹ヶ峰・光悦寺では 緑の苔上の光悦垣にしなだれかかる様はまさに一幅の絵となります。 洛東・迎稱寺はいまにも崩れそうな土塀に囲まれた小さな寺ですが、土塀に沿って 萩がしだれ咲く風情は情緒の言葉をもってしか表現できません。 彼岸花 法華経の経文から出た「曼珠沙華」とも、このはなが咲く頃 流罪が免除されることから「ご赦免花」とも呼ばれる真っ赤な花で、 嵯峨野や大原の田んぼや野辺一帯に咲き連なります。 秋桜 メキシコ原産で明治時代に日本に伝わった新しい花ですが、 コスモスは彼岸花と同じく野に咲く花で、田園の広がる大原の里にのびのびと 白・ピンク・赤など色とりどりの花が咲き乱れます。 近くの寺社巡りから少し目を転じてのどかな田園風景を 満喫するのも旅の楽しみの一つです。 【10月】 秋明菊 京都では貴船菊とも称されるように貴船に多く自生していましたが、 いまは野生のものは激減しているそうです。 名は菊と付いていてもキク科ではなくてキンポウゲ科アネモネ属で、 貴船神社では白い花が参拝客を迎え、洛西・善峯寺では参道の脇に 色とりどりに咲き輝いています。 「貴船菊の寺」といえば周山・宗蓮寺を指し、薄紅色と白の花が 群れ咲いており、紅葉の隠れた名所として知られる西山・金蔵寺の 石段にも赤い花々が咲き誇っています。 【11月】 嵯峨菊 城南宮、西本願寺などで献菊展が催されますが、その名からして 嵯峨大沢池・大覚寺の嵯峨菊花展でしょう。 殿舎の庭先にほっそりとした花びらと茎の1000株を越す嵯峨菊が並べられ、 嵯峨野あたりの散策でも諸所に見られることでしょう。 石蕗 蕗に似た葉でツヤがあることから艶蕗(つやふき)が訛って 「ツワブキ」になったと言われ、食用・生薬として用いられます。 濃緑色の葉から出る細長い柄の先に黄色の花を咲かせ、 北政所ゆかりの高台寺塔頭・円徳院の石畳に咲いています。 境内にある甘酒の文の助茶屋は賑わっていますが、対照的に院は静かで 杉苔とよく調和した黄色い花がそっと語りかけてくるようです。 この石畳のある表境内は拝観無料です。 南禅寺、永観堂、宗蓮寺など多くの寺社で静かに咲いていて 華やかさはないですが味わいのある花です。 |
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![]() 嵯峨野の彼岸花 |
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![]() 宗蓮寺の貴船菊 |
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![]() 円徳院の石蕗 |
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