京都の祭り

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京都三大祭

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京都で祭りは大小さまざまな形をとって各地で行われており、
大都市におけるその数は日本一と言えます。

京都の祭りといえば、まず京都三大祭であり、祇園祭は
町民の祭りで葵祭は貴族の祭り、明治以降と歴史の新しい
時代祭は市民の祭りというべきでしょうか。

京都三大奇祭とは、やすらい祭、鞍馬の火祭、
広隆寺の牛祭を指しますが、中断されている広隆寺の
牛祭の代わりに県祭りを入れておきます。

なお、祇園祭のご紹介はこちらをご覧ください。

葵祭
葵祭

京都の祭りで一番古くから続いているものです。
五穀豊穰を祈って6世紀中頃から始まった賀茂神社の例祭
「賀茂祭」が平安中期に勅祭となり、途中数度の中断を経て
現在の形となったもので、「源氏物語 葵の帖」にも登場しています。

勅使から牛車にいたるまで行列の全てを葵の葉で飾ったことから
「葵祭」と呼ばれるようになりました。

5月15日に奉幣を目的とした天皇名代の勅使が検非違使、
内蔵使、山城使、牛車、風流傘、斎王代など総勢500余名、馬36頭、
牛4頭、牛車2台、輿1台を従えて御所内裏を出発し、
平安王朝時代の古式のままの風雅な行列(これを
「路頭の儀」といい半月間にわたるこの祭りのクライマックスです)を
繰り広げて、下鴨神社を経て、上賀茂神社の両神社で
「社頭の儀」を行います。

絵巻物を見るかのようなその優美な衣装の流れは
悠久とした時を遡ります。

この祭列の見物は近世に始まったものではなく、
平安時代の当初からあり、皇室や貴族など身分の高い人々は
桟敷を新造して饗応を伴って観覧し、庶民は地べたや木に登って見物したのです。
娯楽の少なかった当時ではこの祭りは年に一度の楽しみであったのでしょう。

5月3日に下鴨神社で行われる流鏑馬神事から始まり、4日の
斎王代・女人列御禊神事、5日の歩射神事・競馬会神事、12日の
御蔭祭・御阿礼神事から15日へと続きますが、なかでも
御蔭祭は八瀬御蔭神社より神霊を下鴨神社へ迎える神事で、
この舞を伴う行列の古い祭りの形態は一見の価値があります。

余談ですが、未婚の女性がなる「斎王代」には友人の妹が選ばれたことがありますが、
特に美人が選ばれるとは限らないことを書き記しておきます。


時代祭

時代祭は、平安神宮の創建と平安遷都1100年祭を奉祝する
行事として、明治28年10月22日に始まりました。

桓武天皇の延暦時代の文武官から幕末の勤王隊までの
各時代の歴史風俗を有名人物や行事で再現する行列で、
京都御所から平安神宮まで向かいます。

勤王鼓笛隊を先頭に時代を遡って順に行進しますが、総勢で
約2000名以上もの人々が参加する大行列で、
京都の5花街が輪番で奉仕する歴史上の有名美女たちが属する
江戸時代婦人列、中世婦人列、平安時代婦人列などは
人気の的となっています。

おかしなことに勤王の志士達がいるのに新撰組は入っておらず、
これはやっぱり京都の人たちに嫌われているからなのでしょうね。
なみに京都朝廷をないがしろにした足利尊氏も入っていません。

ただ、時代の流れも変わり、今年から室町時代が初めて加わる
ことになったようです。尊氏さんは登場するのでしょうか?

1万2000点にもおよぶ調度、衣裳、祭具は綿密な
時代考証が重ねられ、京都の伝統工芸技術の粋を集めて
復元されたもので、間近では見難いでしょうが
動く時代絵巻物語となっているのです。


やすらい祭

桜の花の散る頃に流行する疫病を鎮める祈願をする
「鎮花祭」で、紫野・今宮神社4月の第二日曜日に行われています。

社の氏子たちが小鬼、赤黒鬼等4人の鬼に扮して掛け声とともに、
赤熊を振り乱して踊り、桜や椿で飾った風流花笠を中心に
太鼓・鉦の囃し方、太刀持らとともに町内を練り歩きます。

風流傘の中に入ると厄払いになるといわれ、
皆は代わる代わる傘に入いる大変賑やかな祭りです。


鞍馬の火祭

平安中期に始まったとされる鞍馬の産土神、
岐神社の祭礼であって時代祭り当日の夜に行われ、
鞍馬の町中が火で包まれる豪壮な火祭りです。

主役はタイマツで、午後6時の開始の合図と共に練り歩き出す
小松明を担いだ少年に大松明を担いだ青年が加わり、
「サイレイ、サイリョウ」を繰り返して時の経過と共に
数とタイマツの大きさ長さが増え、山門前にひしめき合って
全山が火の海に化すような壮観を呈します。

その後、注連切りの儀、神幸の儀、チョッペンの儀へと深夜まで続きます。
車は通行止めになりますので叡山電鉄で向かってください。


県祭り

11世紀中頃に創建された縁結びや安産にご利益があるという
宇治・県神社の大祭で、「暗闇祭」の異名をもつ深夜の奇祭として知られています。

6月5日深夜から6日の未明にかけて沿道は一切の灯りが消されて、
一昔前までは、この夜だけは居合わせた男女が何をしても
許されるという風習があったそうで、私の若い頃も
ワクワクとして出かけましたが期待に沿うものはありませんでした。

1600枚の奉書紙を束ねた御幣を丸竹に取り付けた1メートルほどの
球形の梵天と呼ばれる神輿を担いで、太鼓、猿田彦の面、
獅子頭、鏡をつけた榊などを従えた70人余の行列が大声の
囃子とともに真っ暗闇を練り歩き県神社で渡御の儀を行うものです。

時代祭

やすらい祭

鞍馬の火祭

県祭り
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